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社会ノマド、社会の窓、流浪しながら漂泊する社会を見つめます

ヒューマンライツ・ナウの#Me Tooシンポジウム(その1:記事紹介)

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このところ、本業が繁忙期に入って多忙な上に、妻から家事分担を命ぜられたので、余暇時間を確保できず、ブログ更新がすっかり滞ってしまった。更新が滞ると永久休止に陥りかねないので、細々とでも更新を続けるよう努めることにしよう。

 

さて、女性記者のセクハラ被害や不倫事例についての紹介と解説を続け、すっかり「女性記者下半身トラブル専門家」気取りのブログ主であるが、「取材」活動の一環(?)として、去る6月8日(土)に、国際人権NGOヒューマンライツ・ナウ」主催のシンポジウム「メディアで起き始めた#Me Too 声をあげられる社会をつくるために」に参加してきた。

 

18時から21時までの3時間にわたって、専修大学の定員250名程度の講義室がほぼ満員状態であったことから、セクハラ問題に対する社会的関心の高さを伺い知ることができた。

 

このシンポジウムについての個人的感想を述べる前に、まずは、当日の議論の概要について紹介しよう。と思いつつ、既にBuzzFeed Japanの小林明子氏が6月9日付で記事を書いているほか、しんぶん赤旗共同通信の記事がインターネット上で閲覧可能なので、シンポの概要については、これらの記事で把握していただきたい。

 

なお、次回は、本シンポを取り上げた共同通信の記事について考察する。

 

(参考)

BuzzFeed NEWS  小林明子記者

「ダサい武勇伝」をやめない限り、メディアのセクハラ体質はなくならない

https://www.buzzfeed.com/jp/akikokobayashi/mediametoo?utm_term=.pc4QVWOoO#.tmy7Ab4m4

 

新聞赤旗 2018年6月10日

声上げられる社会に 国際NGO セクハラ根絶へシンポ

https://www.jcp.or.jp/akahata/aik18/2018-06-10/2018061015_02_1.html

国際人権NGO「ヒューマンライツ・ナウ」は8日夜、セクハラや性暴力を無くす社会の実現を考えるシンポジウム「メディアで起き始めた#Metoo 声をあげられる社会をつくるために」を専修大学(東京都千代田区)で開催しました。

 

エッセイストの小島慶子氏は、「メディア業界のハラスメントに耐えて当然という“暗黙の了解”を変える時だ。そうでなければ、メディアがハラスメントを正面から報道することはできないし、社会は変わらない」と発言しました。

 

ビジネスニュースサイト編集者の浜田敬子氏は、「一人ひとりの働き方を尊重すれば、ハラスメントが生まれにくい職場になると感じる。働き方とハラスメントの問題は表裏一体だと感じる」と話しました。

 

ネットメディアの古田大輔創刊編集長は、日本のメディア業界が圧倒的に男性優位で、世の中に男性中心の雰囲気を生み出していると発言。「メディア自身が、発信している情報が女性の社会進出に寄与できているかを検証すべきだ」と主張しました。

 

ジャーナリストの伊藤詩織さんは、ガーナで5月に開かれた世界報道自由デーについて講演。「#Metooの動きで、スウェーデンでは法律が変わった。同国の首相が、法律を変えることで社会は被害者の味方だと示せると話していたことに、とても感動した」と話しました。