女性記者セクハラ被害事件簿 第11号
本ブログ連載の女性記者セクハラ被害事件簿も、今回から後半に突入。まずは、京都府警の幹部がNHK女性記者にやらかしたセクハラ事件から。
【加害者】京都府警警備3課の警視(56歳)
【被害者】NHK京都放送局の女性記者
【明るみに出たきっかけ】
京都府警による処分の発表(2004年1月18日)
【事件の概要】
府警警備3課の警視が、2004年1月初旬、取材を通じて顔見知りだった女性記者を京都市内の飲食店に呼び出し、店内で体に触るなどのセクハラ行為をした。NHK側が府警に抗議した。
【顛末】
NHKの抗議を受け、府警監察室が調べたところ、警視がセクハラを認めたため、地方公務員法の信用失墜行為に当たると判断し、減給10分の1(3か月)の懲戒処分にした。警視は同日付で退職届を出し、依願退職した。
【ブログ主のコメント】
またもや、警察関係者によるセクハラ事件であり、書いているほうもウンザリしてくる。
この頃になると、セクハラされた女性記者が上司に相談、報道機関側が警察に抗議、警察側は一定の処分を下し、最終的に加害者が依願退職する、というのが、警察関係者によるセクハラ行為の顛末のパターンになってきているようだ。
あまり興味本位の詮索はしないが、この警視が行為に及んだ「体に触るなどのセクハラ」とは具体的に体のどの部分を触るなどしたのであろうか。減給10分の1(3か月)の懲戒処分という処分のレベルを考えると、単に、腕や肩を軽く触ったり、頭を撫でたり、という程度ではなさそうだ。
【予告】