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女性記者セクハラ被害事件簿第28号(大分県警警部⇒テレビ局20代女性記者)

【加害者】大分県警大分中央署で課長を務める40代の男性警部

 

【被害者】テレビ局の20代女性記者

 

【事案の概要】
2019年11月某日、大分県警大分中央署で課長を務める40代の男性警部は、勤務を終えた後、大分市内の飲食店で、男性署員、テレビ局の20代女性記者、別の報道機関の女性記者の計4人で懇親会をもった。酒に酔った警部は、隣に座った放送局記者の脚を服の上から触り、帰り際に抱きついたりした。


記者が上司に被害を届け、県警がこの警部に事情を聴くなど調査を実施。


県警は公式には最後までノーコメントを貫いたが、報道機関による「県警関係者ら」への取材で発覚。被害を受けた女性記者が所属するテレビ局も「(セクハラ行為が)あったかどうかも含めてお答えしません」とダンマリ。


県警は、警部を12月23日付けで減給10分の1(1カ月)の懲戒処分とし、警部は同日、依願退職したという。

 

【ブログ主のコメント】
本ブログは、半年以上一度も更新せず放置プレイ状態であったが、アクセス状況をみるとコンスタントに日々一定数の方々に閲覧していただいているようだ。閲覧者にはお礼を申し上げたい。


COVID-19(いわゆる新型コロナウイルス感染症)の流行が続く中、暢気にセクハラ談義を続けるのもいかがなものかと思いつつ、ブログ休止期間中に報告された女性記者関連のセクハラ事例を、今回、次回で紹介する。


今回は、またもやオマワリがらみの案件である。社会秩序の維持を使命とする警察中堅幹部が、うら若き女性記者にチョッカイを出した事例は、このブログにおいて、これまで再三にわたって取り上げてきた。


ともあれ、セクハラとカテゴライズされる行為には、様々なものが包含されるが、今回は、脚を服の上から触り、抱きつく、というタグイのものであった。


宴席なんだから、「脚を服の上から触り、抱きつく」ぐらい、許容範囲はないか。女のほうが過剰反応だよ。


中年以上の男性諸氏は、おそらく、このように感じるに違いない。この手のセクハラ行為に日々遭遇しているアラサー女性記者複数名に、それぞれさし飲みした際にコメントを求めたところ、一様に「いちいちこの程度でセクハラだと騒ぎ立てていたら、仕事にならない」とのことであった。


ちょっと前までの社会通念では、宴席での女性へのスキンシップについて、
・頭をなでる、肩に手を回すのはOK、
・胸やお尻を触る、唇にキスをするのはアウト、
・腰に手を回す、脚をさわる、軽く抱きつくのはイエロー
であったが、最近は、後者も一発アウトになりつつあるようだ。

 

時節柄、「濃厚接触」に対し社会はナーバスになっているので、男性諸氏はくれぐれもお気をつけ給え。

 

【次回の予告】

次回は、今回とよく似た、静岡県警のオマワリがヤラかした事例を紹介する。

 

【本ブログ内の関連記事】

・セクハラ、レイプ、不倫が頻発する女性記者という職業

 https://syakai-no-mado.hatenablog.com/entry/2018/04/23/012930

 

・女性記者セクハラ被害事件簿 第1号から第10号までの概要

 https://syakai-no-mado.hatenablog.com/entry/2018/05/08/194300

 

・女性記者セクハラ被害事件簿 第11号から第20号までの概要

 https://syakai-no-mado.hatenablog.com/entry/2018/05/20/204300


・女性記者セクハラ被害事件簿 第6号

 加害者が自殺した二重に悲劇の事例①

 https://syakai-no-mado.hatenablog.com/entry/2018/05/03/173500

 

・女性記者セクハラ被害事件簿 第14号 

 加害者が自殺した二重に悲劇の事例②

 https://syakai-no-mado.hatenablog.com/entry/2018/05/12/203300