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女性記者セクハラ被害事件簿第29号(静岡県警はセクハラ、レイプ、不倫の温床??)

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静岡県警ホームページより転載 人身安全対策を謳っておられまするが…(汗)



【加害者】静岡県警人身安全対策課の男性警視(54歳)

 

【被害者】女性記者(詳細不明)

 

【事案の概要】
コトを起こせしめたのは、静岡県県警の警視殿。県紙・静岡新聞の3月6日と同月20日のウェブ記事を引用する。

 

静岡県警警視、女性記者触る 飲食後路上で、処分を検討
(2020/3/6 17:00)
 静岡県警人身安全対策課の50代の男性警視が女性記者の体を触ったなどとして、女性記者が勤務する報道機関が県警に抗議していたことが6日までの関係者への取材で分かった。関係者によると、県警は男性警視に対し、警部補への2階級降格の申請を求め、処分も検討しているという。
 関係者によると、男性警視は2月、静岡市繁華街のスナックなど2軒で、女性記者と2人で飲食を共にしたとされる。この際、帰り際に路上で体を触るなどしたという。男性警視は昨年末にもこの女性記者と飲食し、同様の行為をしたとみられる。
 女性記者の勤務する報道機関が2月に抗議して発覚した。関係者によると、男性警視は県警監察課の調べに対し、「酒に酔っていてあまり覚えていない。気持ちが大きくなり、別れ際にハグしてしまった」などと話しているという。飲食はいずれも女性記者からの誘いがきっかけとしている。
 男性警視は子どもや女性の安全対策を所管する部署の幹部。県警監察課の担当者は「個別案件なので答えられない」としている。

 

女性記者の体触る 警視に停職1カ月 静岡県警が懲戒処分
(2020/3/20 07:42)
 静岡県警人身安全対策課の50代の男性警視が女性記者の体を触ったなどとして、女性記者が勤務する報道機関が県警に抗議していた問題で、県警は19日までに、男性警視を停職1カ月の懲戒処分としたことが関係者への取材で分かった。
 関係者によると、男性警視は2019年12月と20年2月、静岡市の繁華街で女性記者と飲食を共にし、帰り際に体を触るなどしたとされる。男性警視は懲戒処分に加え、2階級下の警部補に降格したという。
 男性警視は調べに対し「酒に酔って気持ちが大きくなり、帰り際にハグしてしまった」などと話しているという。飲食はいずれも女性記者の誘いがきっかけだったとされる。
 男性警視は子どもや女性の安全対策を所管する部署の幹部。県警は「調査結果や処分内容は被害者の意向、プライバシー保護の観点から発表を差し控える」としている。


【ブログ主のコメント】
子どもや女性の安全対策を所管する人身安全対策課の男性警視(たぶん課長か理事官)が、女性にセクハラするというシャレにならない事例である。


セクハラの具体的内容について、静岡新聞の記事では、「路上で体を触るなどした」「ハグしてしまった」とされているが、NHKは「路上で2度にわたって記者に無理やりキスをしたり体を触ったりするわいせつな行為をした」と、生々しく報じている。


さておき、県紙・静岡新聞の記事の中で、「飲食はいずれも女性記者の誘いがきっかけ」との記載を繰り返しているのは目を引くポイントである「誘惑した女性記者にも非があるんだぜ」と言いたげな、被害者側の落ち度の指弾を意図するような、他社の記事では見かけない独自の視点だ。

 

想像するに、この女性記者は普段からハニトラ・色仕掛けで独自を連発し、静新の察担(警察担当記者)はこの記者をよっぽど毛嫌いしていたか、あるいは、県警幹部が静新編集局幹部に「言っておくが、チョッカイ出したのは女のほうだぜ。しかも複数回」とかなり強く釘をさしたのか、背景事情はそのあたりだろう。


ともあれ、セクハラや性犯罪が発生すると、「女に非がある」という陰口がインターネット上で氾濫するのが常であるが、伝統的な新聞媒体が、堂々と「飲みに誘ったのは女のほうだ」といった記述をするのは極めて異例である。女性団体からセクハラ被害者バッシングを助長するとクレームを受けるリスクを冒してまで、女性記者たちに取材相手との関係性に注意を促す教育的指導・牽制効果を優先するという、アットエス静岡新聞のプライドとバランス感覚はある意味でお見事である。


このブログは、お巡りさんの不祥事を暴くことを目的としたものではないが、今回の記事を書くためにググっていたところ、静岡県警ではこのところシモ系の失態を連発していることが判明したので、追記しておく。


前年2018年6月には、同じく人身安全対策課の45歳警部(おそらく、クダンの警視の部下)が、10代少年に列車内でわいせつ行為をして逮捕されている。

 

その前年2017年5月には、浜松中央警察署の25歳の男性巡査長が、ストーカー事件の被害者である30代女性宅を職務で訪ねた際に、女性に抱きついたり、わいせつな言動をしたとして強制わいせつ未遂と特別公務員暴行陵虐の容疑で逮捕されている。


また、同年9月にも浜松で、乗用車を運転していた20代女性を一時不停止だったとして停車させ、所持品検査をすると言って衣服の上から執拗(しつよう)に体を触ったとして、24歳の男性巡査が準強制わいせつと特別公務員暴行陵虐の疑いで逮捕されている。

 

さらに、同年12月には、警備課巡査部長(29歳)が、児童買春・児童ポルノ規制法違反と窃盗の疑いで逮捕されている。同年10月に、同巡査部長が児童を児童ポルノ所持している疑いが発覚。11月に自宅を調べたところ、児童ポルノDVDのほか女子中学生の水着がみつかり、水着については同年7月に、勤務中に中学校で窃盗したものであることを本人が認めたという。


これらの事例を取り上げた静岡新聞の記事は見ていないが、しずしんお得意の「飲みに誘ったのは女のほうだ」的な被害者バッシングの論陣をこれらの事例でも張っておられたのか、気になることろである。「盗まれやすい所に、水着を置いていた女子中学生にも落ち度がある」とか記事で書いていたのかな。


人身不安全行為を率先する静岡県警といえばもう1件、2017年4月には、県警本部のナンバー3、伊藤博文刑事部長(享年58歳)が、失踪騒動を起こし、大がかりな捜索のすえに遺体で発見されるというドラマ顔負けの珍事件も発生している。自殺とみられているが、週刊新潮 2017年4月27日号の記事から、関係者の証言を引用する。

 

「実は、刑事部長の不倫が理由だからです。失踪翌日、奥さんが警察に連絡をして幹部が自宅を訪ねた際に、奥さんから伝えられています。失踪当日は、そのことで口論になり、刑事部長が“死んでやる”と言い残し、紐を持って家を飛び出した。奥さんは以前から、旦那が不倫をしていることを知っていて、愛人とやりあったこともあったそうです。ところが、相手がなかなか別れてくれず、仕舞いには“関係を外にバラす”とまで言われていたのです」(捜査関係者)


「1人でスナックなどに行く人ではなかったので、当初から、マスコミか県警内部の人間と言われていました。ただ、マスコミでしたらすぐにわかりそうなものなのに、未だに判明しない。そのことからも、県警の人間だと警察官たちも口にしています」(事情を知る記者)

 


最後に、下半身系トラブルではないが、「静岡県警」×「女性記者」検索でヒットしたトリビア情報をもうひとつ追記いたす。


7年前のことであるが、2013年2月1日に、酒を飲んで車を運転したとして、NHK静岡放送局の記者、長坂優子容疑者(当時27歳)が浜松で道交法違反(酒気帯び運転)容疑で現行犯逮捕されている。この長坂記者、酒豪辣腕で有名だったようで、当時、「NHK、飲(No)んでも、平(He)気で車(Ku)に乗る」という駄洒落もちょっと流行ったが、当然NHKをクビになり、現在は、ケニア・ナイロビ市のスラム街・カンゲミ地区で、低所得者層の保健改善に取り組むなど、人権問題でたいそうご活躍されているようだ。


例えば、2019年11月6日には日本経済新聞に「(私見卓見)アフリカの栄養改善 日本主導で」、本年2月13日には毎日新聞に「(発言)ナイロビごみ問題に知恵を=長坂優子 日本リザルツ・ケニア駐在員」、5月1日には朝日新聞に「(私の視点)アフリカ×新型コロナ 予防接種継続へ、協力して 長坂優子」など、立て続けに各紙に卓見を開陳しておられるようで。


予防接種やいわゆる人道支援活動にもウルさいブログ主としては、長坂氏の主張に突っ込みをいれたいところもあるが、くれぐれも、ケニアで酒に溺れないよう頑張っていただきたい。

 

【次回の予告】
本連載30回目の節目にあたる次回は、「人権派」ジャーナリスト広河隆一の蛮行・奇行・愚行を取り上げる。

 


【本ブログ内の関連記事】

・セクハラ、レイプ、不倫が頻発する女性記者という職業
 https://syakai-no-mado.hatenablog.com/entry/2018/04/23/012930


・女性記者セクハラ被害事件簿 第16号  
 高校野球強豪、常葉菊川の監督と選手が、朝日と毎日の女性記者にしでかしたこと
 https://syakai-no-mado.hatenablog.com/entry/2018/05/14/200200

 

・女性記者セクハラ被害事件簿 第1号から第10号までの概要
 https://syakai-no-mado.hatenablog.com/entry/2018/05/08/194300

 

・女性記者セクハラ被害事件簿 第11号から第20号までの概要
 https://syakai-no-mado.hatenablog.com/entry/2018/05/20/204300


・女性記者不倫事件簿 第1号から第10号までの概要
 https://syakai-no-mado.hatenablog.com/entry/2018/06/03/194500


・女性記者セクハラ被害事件簿 第6号
 加害者が自殺した二重に悲劇の事例①
 https://syakai-no-mado.hatenablog.com/entry/2018/05/03/173500


・女性記者セクハラ被害事件簿 第14号 
 加害者が自殺した二重に悲劇の事例②
 https://syakai-no-mado.hatenablog.com/entry/2018/05/12/203300