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社会ノマド、社会の窓、流浪しながら漂泊する社会を見つめます

記者が新型コロナに感染した事実を隠蔽する読売新聞

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読売新聞を広報する意図はございませぬが

 

 

コロナ禍において狂気じみた社会不安が続くなか、飲む相手を確保するのに苦労する日々が続いている。そんな中、飲みに誘って付き合ってくれる相手といえば、記者ぐらいだ。このところ、夜な夜な、若手女性記者と飲み歩く生活を送っている。

 

月曜はNHKの女性記者と、火曜は朝日新聞の女性記者、水曜は毎日新聞の女性記者、木曜は読売新聞の女性記者、金曜は共同通信の女性記者・・・といった具合である。


さておき、記者たちの話によると、報道各社においてCOVID-19対策の考え方が大きく異なることが判って興味深い。


朝日、毎日、日経は、4月頃から「原則テレワーク」を掲げ、全社的にテレワーク、リモート取材を積極推進し、一時期、企画会議や論説会議などもオンラインで実施していたようだ。記者数の少ない毎日をはじめ各社、次第に疲弊が進行したようであるが。


共同通信NHKは、タテマエではテレワーク推進を打ち出し、初期のころはAチーム、Bチームといったぐあいに勤務交代制を敷いていたものの、次第に有名無実化していったという。


時事通信も、記者には可能な限りテレワークを呼びかけているものの、絶対的な人員不足から、テレワークを実践する記者などほとんどいないのが実情のようだ。


対する読売。記者人数は最大規模を誇り、出社や現場に投入する記者を減らしても、人のやり繰りに困ることはないと思われるのだが、さすが体育会系、オニの軍隊企業、気合を入れればコロナなど恐れるに足りぬ、というノリで妊婦・子育てママ記者を含め社員にはテレワークなど認めず、全員出社が大原則だそうな。

 

で、昨日、読売の女性記者と飲みに行って、こっそり面白い話を聞いたぞ。曰く、読売東京本社の記者がCOVID-19に罹ったらしく、社員同士も含め、会食を禁ずるお達しが回ってきたんだって。当然、記者たちは、そんなお達しには従うはずはないのだが、さすがに経営陣はピリピリしているのだそうだ。

 

あれあれ??このところ、記者やカメラマンはじめ報道関係者のSARS-CoV-2への感染事例が相次いで報道されているのに、何故か、読売の感染事例は全く明るみに出ていないではないか。後述のとおり、読売新聞大阪本社での感染事例は公表されているが、東京本社はどうやら隠匿しているらしい。同業他社の記者等の感染事例は嬉々として記事で取り上げているのに、自社で事例が発生してもそ知らぬ顔で隠蔽を謀る厚顔無恥なところは、いかにも読売新聞らいしいというほかない。

 

ちなみに、7月29日、コロナ初感染者が出た岩手県の会見において、県知事と盛岡市長がそれぞれ、メディアは感染者のプライバシーに配慮してほしいと述べたにも関わらず、読売新聞記者は、感染者の「職業と、えー、職場はどこにあるのかってのを教えて頂けますか」と質問したんだってさ。読売の広報に、同じ質問をぶつけてみようかしら。

(出典:https://twitter.com/yagainstfascism/status/1288446531993874433

 

備忘録として、報道機関におけるCOVD-19関連事例を列記しておく。

(1)2月17日、共同通信の記者10人が1月下旬から2月の上旬にかけて、新型コロナウイルスの陽性反応が出たタクシー運転手の運転するハイヤーに乗っていたと報じられた。うち1名は、うち1人は安倍総理担当をしている女性記者であった。10人は一時期、自宅待機。

(2)4月2日発売の「週刊文春」は、関西テレビの20代のアナウンサーと記者が、新型コロナウイルスの感染が確認された阪神タイガース藤浪晋太郎投手と「私的に会食」していたため、出勤停止を命じられていることを報じた。

(3)4月4日、朝日新聞社は、東京本社編集局の30代の女性記者が新型コロナウイルスに感染したと発表。後に、この記者は、国際報道部に所属する今村優莉(37歳)であることが判明。6月1日には「幼子2人抱え、夫には持病が 感染した記者の60日間」というルポを書いている。

(4)4月9日、朝日新聞社は、東京本社に勤務する50歳代の論説委員の男性が、新型コロナウイルスに感染したことが確認されたと発表。

(5)4月18日、産経新聞社は、大阪本社制作局に勤務する40代の男性社員が新型コロナウイルスに感染したと発表。

(6)4月某日、テレビ朝日において、報道番組「報道ステーション」キャスターの富川悠太アナウンサーを始め、制作スタッフ5人の感染が発覚。

(7)7月6日、テレビ朝日は、セールスプロモーション局の男性社員が新型コロナウイルスに感染したことを発表。

(8)7月11日、共同通信社は、仙台支社に勤務する30歳代の男性記者の新型コロナウイルス感染が判明したと発表。

(9)7月16日、熊本で豪雨災害を取材していた時事通信社の30代の男性カメラマンが、新型コロナウイルスに感染していることが確認された。

(10)7月18日、琉球朝日放送の管理職社員(報道制作を担当する40代男性)が新型コロナウイルスに感染していることが確認された。

(11)7月18日、日本経済新聞社は、東京本社編集局の主に内勤の記者1人が新型コロナウイルスPCR検査で陽性と確認されたと発表。

(12)7月22日、読売新聞大阪本社は、同社販売局の40代の男性社員が新型コロナウイルスに感染したと発表。

(13)7月27日、NHK福岡放送局は、受信料業務を担当する20代男性職員が新型コロナウイルスに感染したと発表。

(14)7月29日、NHK福岡放送局は、受信料業務を担当する40代男性職員が新型コロナウイルスに感染したと発表。前々日に発表された最初に確認された職員の農耕接触者であった。

(15)7月30日、日本テレビは、報道局社会部の警視庁担当20代の男性記者が新型コロナウイルスに感染したことを発表。

(16)7月31日、NHK福岡放送局は、20~40代の職員やスタッフら計5人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。同放送局では前掲27日、29日発表の2名とあわせ計7名が感染し、福岡市は同日、クラスター(感染者集団)が発生したと認定した。

 

ざっとネットで検索したところ7月末までに、このように国内の報道関係で16件の事例がヒットしたのでありまする。各社、不祥事的事案は早前に公表したほうが傷は小さい、との認識で対応しているのに対し、読売東京本社は、このままひた隠しを続けるのだろうか。さすが、安部心臓新聞との異名をもつに値する見事な隠蔽体質ですな。

 


【本ブログ内の読売新聞に関連する記事】

読売男性記者、他社女性記者にセクハラして懲戒処分の巻
女性記者セクハラ被害事件簿第26号
https://syakai-no-mado.hatenablog.com/entry/2019/03/25/033000

 

高校野球強豪、常葉菊川の監督と選手が、朝日と毎日の女性記者にしでかしたこと女性記者セクハラ被害事件簿 第16号

https://syakai-no-mado.hatenablog.com/entry/2018/05/14/200200

(この記事は、読売が当事者ではないが、読売の記事を一部引用している)

 

読売新聞男性記者が、後輩女性記者の足を持って逆さ吊り
女性記者セクハラ被害事件簿 第7号
https://syakai-no-mado.hatenablog.com/entry/2018/05/04/140300

 

警察庁記者クラブ内で、読売男性記者が日テレ女性記者の体に触ったり…
女性記者セクハラ被害事件簿 第5号
https://syakai-no-mado.hatenablog.com/entry/2018/05/02/210800

 

石川県警巡査部長が、新人読売女性記者の自宅に入り込み…
女性記者セクハラ被害事件簿 第3号
https://syakai-no-mado.hatenablog.com/entry/2018/04/30/200500


辞め読(読売新聞退職者)の岩永直子ちゃんに言及した記事
企業主導の医師向けHPVワクチン大キャンペーンが始まった!
https://syakai-no-mado.hatenablog.com/entry/2019/07/28/200000