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女性記者セクハラ被害事件簿第27号(厚生労働省吉岡てつを局長によるセクハラ被害者は女性記者!?)

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写真は「厚生労働省 総合職入省案内2014」25ページ

 

 

【加害者】吉岡てつを内閣官房新型インフルエンザ室長(内閣審議官)(当時)


【被害者】知人女性


【明るみに出たきっかけ】
 厚生労働省の記者発表→2019年7月26日夕方に各社報道


【事案の概要】

NHKと時事通信の記事を転載する

 

厚労省 知人女性にセクハラで処分 前局長に停職1か月
2019年7月26日 17時26分

厚生労働省九州厚生局の前の局長が4年前、業務を通じて知り合った女性に無理やりキスするなどのセクハラ行為をしたとして停職1か月の懲戒処分を受けました。

処分を受けたのは、厚生労働省九州厚生局の吉岡てつを前局長(56)です。

厚生労働省によりますと、内閣官房新型インフルエンザ等対策室に室長として出向していた4年前の平成27年11月に、業務を通じて知り合った女性と都内の飲食店で食事をしたあと、公園に連れて行き、無理やりキスをしたり体を触ったりしたということです。

厚生労働省が事情を聞いたところ事実関係を認めたということで、セクハラ行為にあたり信用を失墜させたとして、停職1か月の懲戒処分としました。

前局長は今月8日まで九州厚生局の局長を務め、現在は厚生労働省の大臣官房付となっています。

厚生労働省は前局長が何の業務で女性と知り合ったかなどについては公表しておらず、「幹部職員を対象としたハラスメント研修を充実し、再発防止に努めていきたい」とコメントしています。

 

セクハラで幹部職員停職=無理やりキス、胸触る-厚労省
2019年07月26日17時33分

 厚生労働省は26日、2015年11月に知人女性に無理やりキスし、胸を触るなどのセクハラ行為を行ったとして、官房付の男性幹部職員(56)を停職1カ月の懲戒処分にしたと発表した。関係者によると、この職員は吉岡てつを前九州厚生局長。いわゆるキャリア官僚で、当時は内閣官房に内閣審議官として出向していた。事実関係を認めているという。

 女性とは業務を通じて知り合い、飲食店で仕事上の話などをした後、近くの公園でセクハラ行為に及んだという。厚労省国家公務員法上の「信用失墜行為の禁止」に違反すると判断した。
 女性が刑事告訴を行っているかどうかについて、厚労省は「回答を控える」と話している。

 

 

【ブログ主のコメント】

現時点での新聞・テレビ報道では、厚生労働省幹部が4年前にしでかしたセクハラの被害者の素性については明らかにされていない。

 

被害者のプライバシーの観点から、おそらく、一般紙やテレビでは、今後も被害者の人物像が明かされることはないだろうが、近日中に、夕刊タブロイドや週刊誌でコトの詳細が明らかにされることであろう。

 

現時点では、ブログ主も確定的情報を持っていないが、79.4%以上の高い確率で被害者は女性記者であるに違いない。

 

報道によれば、「業務を通じて知り合った女性に無理やりキスするなどのセクハラ行為をした」「女性とは業務を通じて知り合い、飲食店で仕事上の話などをした」とのことであるが、「業務を通じて知り合った女性」と「飲食店で仕事上の話などをした」というのがカギである。

 

職種によって「業務を通じて知り合う異性」は多様であるが、国家公務員の場合、①所管業界の関係者、②コンサルなどの委託業者、③専門家(研究者、有識者)、④他省庁の役人や地方公務員、⑤新聞記者などと日常的に業務上接点があると思われるが、本件加害者は、基本的に個室が与えられているであろう高級官僚である。個室で偉そうに鼻くそをほじっている高級官僚のところに、所管業界の関係者、コンサルなどの委託業者、専門家(研究者、有識者)、他省庁の役人や地方公務員などの属性の女性が1人で訪ねてくることは通常想定しえない。高級官僚の個室に訪ねてきて、サシ飲みしながら仕事の話をする女性とは、女性記者と相場が決まっているのだ。1年前に話題となった財務省福田淳一事務次官(当時)によるテレ朝女性記者に対するセクハラと全く同じ構図だ。


2015年11月といえば、内閣官房新型インフルエンザ対策室では、新型インフルエンザに対し実際に効果があるかどうか科学的には直接証拠のない「抗インフルエンザウイルス薬」なるものの国家備蓄について、利権まみれで議論されていた時期である。マスコミ各社は、他社よりもいち早く政府の備蓄方針についての情報を入手して、前打ち(スクープ報道)するための取材合戦を繰り広げていたはずである。

 

オッサン記者やババア記者が取材に来たところで、神妙な面持ちで口を割らない吉岡審議官殿であったが、チャーミングな若い女性記者が取材に来て、「ちょっと食事に行こうよ。俺、酒が入ると口が軽くなって機密情報しゃべっちゃうからさ」とでも言って、飲み屋に連れ出すことに成功。調子に乗って飲んでるうちに、ついついムラムラときてクチビルを奪い、さらに、後先のことに気をもまず乳をモムという蛮行に及んでしまったのであろう。

 

本件のような役人と女性記者との間でセクハラが頻発する構造的要因について、本ブログの第1号記事「セクハラ、レイプ、不倫が頻発する女性記者という職業」https://syakai-no-mado.hatenablog.com/entry/2018/04/23/012930において詳説しているので、関心があればご覧くだされ。

 

ちなみに、この吉岡審議官殿、「厚生労働省 総合職入省案内2014」によれば、医療行政を統括する医政局総務課長や、省全体の予算を牛耳る官房会計課長を歴任しているようであり、スーパーエリート官僚である。こんなハレンチ事件を起こさなければ、確実に本省の局長までは出世し、運良ければ次官候補にもなりえたであろうに。

https://www.mhlw.go.jp/general/saiyo/pamphlet/dl/2014-sougou_all.pdf

 

それにしても、4年以上前に事案がどうして今になって明るみに出たのであろうか。すっかり下火になった#Me Too 運動に触発されて、遅ればせながら、被害女性が会社の上司に相談し、会社から公式に厚生労働省に抗議、さらに、厚生労働省において、本人への聞き取りなど事実関係の確認から処分決定までに一定の時間を要したのだろう。もうしすれば、もう少し早いタイミングで方針は決定していたものの、参院選挙期間中は発表を回避する政治的判断がなされ、夏の人事異動から遅れること1か月、このタイミングとなったのかも。

 

(追記)

テーミス2018年9月号に次のような記事が掲載されていたようだ

 

左遷の原因は女好き? “番狂わせ”が起きた厚生労働省の人事異動


今夏の厚生労働省幹部人事に“番狂わせ”があった。地方・他省庁への出向が続き、「今年こそ本省の局長に…」と言われた吉岡てつを氏が、九州厚生局長に異動となったからだ。吉岡氏は早稲田大学政経学部を卒業後、1985年に旧厚生省入省。「兎に角、押しが強い」と評判で、第1次安倍政権で官邸特命室の参事官に大抜擢。年金記録問題や後期高齢者医療制度を担当し、第2次安倍政権では出世コースの会計課長に昇り詰めた。ところが、それ以降は厚労省所管の独立行政法人への出向、総務省の情報流通行政局審議官と続いた。「吉岡氏は女性に対しても強引で、女性職員から女性記者まで声をかけまくっていた。それが官邸の耳に入った」という噂もある。氏が人事発表前に自身の『フェイスブック』で異動を公表したことも問題になっており、当分、本省に戻れそうもない。

 

 

 

【本ブログ内の関連記事】

・セクハラ、レイプ、不倫が頻発する女性記者という職業

 https://syakai-no-mado.hatenablog.com/entry/2018/04/23/012930

 

・女性記者セクハラ被害事件簿 第1号から第10号までの概要

 https://syakai-no-mado.hatenablog.com/entry/2018/05/08/194300

 

・女性記者セクハラ被害事件簿 第11号から第20号までの概要

 https://syakai-no-mado.hatenablog.com/entry/2018/05/20/204300

 

・女性記者セクハラ被害事件簿 第20号(SKE48須田亜香里も言及して話題となった事例)

 https://syakai-no-mado.hatenablog.com/entry/2018/05/19/120000

 

・女性記者セクハラ被害事件簿 第16号  

 高校野球強豪、常葉菊川の監督と選手が起こしたセクハラ事件

 https://syakai-no-mado.hatenablog.com/entry/2018/05/14/200200

 

・女性記者セクハラ被害事件簿 第6号

 加害者が自殺した二重に悲劇の事例①

 https://syakai-no-mado.hatenablog.com/entry/2018/05/03/173500

 

・女性記者セクハラ被害事件簿 第14号 

 加害者が自殺した二重に悲劇の事例②

 https://syakai-no-mado.hatenablog.com/entry/2018/05/12/203300