syakai-no-mado

社会ノマド、社会の窓、流浪しながら漂泊する社会を見つめます

女性記者不倫事件簿 第6号(NHK若手女性記者と千葉県警警部補の関係)

 

f:id:syakai-no-mado:20180530000524j:plain

 

今回は、昨日同様、既婚警察関係者と独身若手女性記者の間で生じた事案である。

 

【男】千葉県警刑事部捜査二課課長補佐(警部)(40代)

 

【女】NHK千葉放送局の女性記者(20代)

 

 

【明るみに出たきっかけ】

週刊文春』2011年2月17日号に掲載された

 

 【事案の概要】

千葉県警は、男性警部がHNK女性記者と怪しい関係にあるという情報をキャッチ。警部から事情を聞いたところ、記者との関係を認めたため、懲戒処分が下された事例である。

 

男性警部は、40代の千葉県警刑事部捜査二課課長補佐で「振り込め詐欺」を担当。真面目な性格でスポーツマンタイプだという。

 

一方、女性記者は、国際基督教大学卒業し2008年にNHKに入局、千葉放送局に配属となった記者3年目の若手である。

 

事情を知る3人が『週刊文春』に証言する。

 

まずは、県警関係者。

「(記者は)2010年の夏から県警キャップに大抜擢され、ちょうど同じ頃、警部との不倫が始まったそうです。県内のラブホテルに出入りしたり、群馬県の温泉旅行へ行ったとも聞いています。

 

彼女の知人がいう。

「ゴルフが趣味だと話していました。西麻布界隈のクラブにもよく行っていたようで、合コンも大好きみたいでした。」

 

実際に彼女と都内で合コンをした人物もこう明かす。

「県警担当記者は、休日でも県外に出るときには社に届けるのが常識ですが、『よく内緒で都内に遊びに来てるんですよ、エヘッ』という感じで話をしていました。その場では彼氏が欲しいと言っていたのを覚えています」

 

週刊文春』が、電話や手紙、メールなどで女性記者に再三取材を申し込んでみたが、完全無視。NHKの広報担当者も不倫の事実関係について、「そうした質問にはお答えできません」の一点張りであった。

 

そこで、同誌が情報公開請求を行うと、2008年12月20日、県警の監察官がこんな「処分伺書」を本部長宛に提出していたことが明らかになる。

<当該職員は、本年9月初旬ことから11月中旬までの間、妻子ある身でありながら、一般女性と不適切な異性交際をしたものである>

名前は塗りつぶされているが、理由・時期ともに合致する。処分案は「戒告」で、別の書類で翌21日にその通りの戒告処分が下っていることが確認できたという。

 

気になる二人の顛末を『週刊文春』の記事から引用する。

「本人は内心、不倫はおろか、相手が処分された事実も局には隠しておくつもりだったと思います。しかし12月、刑事部の課長代理会議で話題に上り、噂は記者クラブ内にも広がっていった。すると急に『親の体調が悪い』という理由で会社を休んでしまったのですが、NHKの配慮で、ほとぼりが冷めるまで休ませたのでしょう」(地元記者)

 

彼女は、1月末には県警キャップを外されたが、遊軍として復帰したようだ。

 

「男の方は、2月8日の人事で機動隊に異動になりましたが、問題なのは、単なる一般女性との不倫ではなかったということ。男女の関係によって特別な捜査情報の漏洩があったのか、県警もNHKもきちんと調査して公に説明すべきです」(県警担当記者)

 

なお、本件については、週刊誌の発売を受け、朝日、読売、毎日、共同通信が後追いで報道しているが、県警監察官室の正式見解は、「処分したかどうかコメントできない。(発表については)公表基準と照らし合わせて判断している」とのこと。県警幹部は「調査の結果、守秘義務違反にあたる情報漏洩の事実はなかった」と語ったという。

 

【ブログ主のコメント】

 今回の事案は、昨日紹介した兵庫県警警視と女性記者の不倫とウリ2つの事例だ。今回のケースでは、週刊文春が、県警担当記者の言葉を引用する形で、警部から女性記者に対する捜査情報の漏洩があったのか、という投げかけをしていることもあり、全国紙も後追いするなど、当時若干話題となった。

 

警察組織やマスコミ業界の事情に疎い人たちからすると、警察官や記者は、社会正義のため日夜激務をこなすお堅いイメージの典型的職業であり、不倫などとはおよそ無縁のような印象を持つかも知れない。であるからこそ、男性警官と女性記者の不倫疑惑がゴシップネタになるのであろうが、現実には、既婚男性警官と独身若手女性記者が禁断の恋に陥ることは全国どこでも日常茶飯の出来事であり、発覚するのは氷山の一角に過ぎない。

 

本ブログでは最初の記事セクハラ、レイプ、不倫が頻発する女性記者という職業以降、各記事で繰り返し触れてきたとおり、全国紙やNHK、通信社の記者は、入社後数年間は地方の支局に勤務し、全員が、OJTの一環として県警本部記者クラブに配属される。若手記者は、県警取材を担当し、デスクの指導を受けながら記事の書き方を実地修練するとともに、さらに重要なことは、取材対象者との「関係構築の方法」や「距離の保ち方」について経験を積むことになる。

 

特に、女性記者の場合、男性の取材対象者とセクハラや不倫などの下半身トラブルに巻き込まれないための防御技術を初任地で取得することは、記者人生を成功させる上で重要なことである。(尤も、男性記者と、女性の取材対象者との関係においても同様の問題が生じうるが、ここでは論点としない。)

 

本ブログでは以前、20回に渡って「女性記者セクハラ被害事件簿」を連載したが、20のセクハラ、わいせつ事例のうち、実に半数の10件は警察関係者が加害者のケースであった。(読者サービスのため、リンクを張ると、女性記者セクハラ被害事件簿第1号秋田県警本部長、第2号兵庫県警署長、第3号石川県警巡査部長、第6号北海道警察署長、第8号高知県警巡査長、第10号大阪府警副署長、第11号京都府警警警備3課長、第13号長崎県警捜査2課長、第17号で警視庁広報課の警部、第19号 で神奈川県警副署長が加害者の事例をそれぞれ取り上げてきた)。

 

若干、筆者の偏見も混じるが、セクハラ・わいせつ被害に遭う若手女性は、恋愛経験が希薄(あるいはゼロ)、かつ、気弱で真面目な優等生タイプである。男性の本性がわかっておらず、セクハラ・わいせつ行為への事前予防、事後対処双方の危機管理能力が低い女性(加害者側からすれば「脇の甘い」女性)が、加害男性の餌食となり、時として、セクハラ・わいせつ被害を受けた後トラウマを抱えてしまいがちである。

 

この点、恋愛経験が豊富で積極的なタイプの女性は、ちょっとしたセクハラには耐性があるし、危なっかしい男をいなす能力を身につけているので、セクハラやわいせつの被害を受けにくいものである。(断っておくが、あくまでも一般的傾向であって、特に、凶悪なレイプ被害などは、恋愛経験の多寡などとは無関係に発生することは留意を要する)

 

このように、加害-被害関係の明確なセクハラやわいせつ行為については、恋愛経験の多寡などによって女性の巻き込まれ具合は異なる傾向にあるが、加害-被害の対立図式にない男女双方の合意のもとでの不倫関係は、どのような背景要因で発生するのか。

 

典型的には、①仕事面、生活面などで悩みを抱える気弱な女性が、どちらかというと実直で誠実なタイプの男性と心を通わせているうちに、体も許し合う関係に至るケースと、②恋多き男好きの女性が、恋多き女好きの男性が割り切って関係を持つケースの両極端な類型がある。

 

では、今回の千葉県警警部とNHK女性記者、あるいは昨日紹介した兵庫県警警視と女性記者の関係は、と言うと、性に奔放なタイプのガールズが、どちらかといえば不倫とは無縁の仕事熱心で真面目なタイプの中年男性の道を誤らせた事例だったのであろう。